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2015.06.20 Saturday

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    2009.05.14 Thursday

    「虚夢」 薬丸岳著

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      虚夢

      ―内容(「BOOK」データベースより)―
      愛娘を奪い去った通り魔事件の犯人は「心神喪失」で罪に問われなかった。運命を大きく狂わされた夫婦はついに離婚するが、事件から4年後、元妻が街で偶然すれ違ったのは、忘れもしない「あの男」だった。

      ―オススメ度―
       ★★★★☆

      ―感想―
      通り魔事件で娘を亡くし、幸せだった生活も失ってしまった主人公の三上。その元妻である佐和子。佐和子の現在の夫である坂本。キャバクラで働くゆき。そして、通り魔事件の加害者である藤崎と、たくさんの人物が登場します。「総合失調症」という精神の病が軸となった事件に、少しのミステリ要素を足した物語は、著者の読みやすい文章も手伝って、一気読みでした。

      やり場の無い怒りの矛先を、どこへ、誰へと向ければ良いのか。加害者は「総合失調症」だったという理由ひとつで、裁判にさえかけられない。被害者側の苦悩がひしひしと伝わって来ます。それと同時に「総合失調症」という病についても知ることが出来、読んでいる間中、ずっと胸がモヤモヤとしていました。

      それぞれの精神科医によって意見が食い違うのは何故か。「総合失調症」と判断する基準は何なのか。薬丸氏の著書を読み終わった後には必ず、たくさんの疑問が残ります。そして、いつまで経ってもその答えが明確に出ることは無いのだけれど、それでも読んで良かったと思えるのです。前二作である「天使のナイフ」「闇の底」も、そうでした。

      今回、加害者である藤崎からの目線で物語は語られなかったけれど、それはきっと藤崎が見ている世界を著者が見ることは出来ないからだと思います。松岡医師が言っていた「了解不能」。藤崎の世界は藤崎以外の誰にも見ることは出来ないのでしょう。

      2015.06.20 Saturday

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        コメント
        これまで発表順に読んできている作家さんです。
        デビュー作から一貫して、社会問題に取り組む作風ですよね。
        とても重いテーマと、感情描写、読みやすさ、トリックを兼ね備えていて、どれもレベルの高さ、面白さに驚かされます。
        この作品は終わりに少し温かさがあって、良かったです。

        「天使のナイフ」、「闇の底」とこちらにTBさせていただきました。
        • 藍色
        • 2009/05/21 1:18 AM
        >藍色さん
        こんばんは。
        コメント&TBありがとうございます。

        薬丸氏の作品はテーマが重いけれど、
        それを感じさせない読みやすさと面白さがありますね。
        そして、読み終えると本当に色々と考えさせられます。
        今後の作品にも注目したいですね。

        三作ともTBを返させて頂きました。
        • chika
        • 2009/05/21 11:00 PM
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