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2015.06.20 Saturday

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    2008.11.10 Monday

    「タチコギ」 三羽省吾著

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      タチコギ

      ―内容(「MARC」データベースより)―
      柿崎は不登校の息子を連れ、30年ぶりに故郷に帰る。貧しくも、生き生きとしていた、あの頃の自分たち。父親として、同じ男の子だったものとして、息子に何を伝えられるかに気づく…。光り輝く少年時代を描く傑作。

      ―オススメ度―
       ★★★☆☆

      ―感想―
      思いの外、ずっしりと重い内容だったので、ちょっとビックリしました。父親になった柿崎信郎からの視点である現在と、かつて少年だった頃のノブ(柿崎信郎)からの視点である過去が交互に描かれながら物語は進みます。

      過去の舞台は昭和40年代(だと思う…)の岡山。ノブやウネリンたちが友達や先生などに付ける、子供ならではの渾名には思わず苦笑。下らない遊びで盛り上がる彼らの描写は、相変わらずの三羽氏らしい文章で笑わせてもらいました。けれど、ただ笑えるばかりの物語では無く、ノブの父親が勤める鉱山の問題や友達のガボちゃんの家庭問題などが色々と絡んで来てます。何かが起こっていると分かっているのに、子供ゆえ何も出来ずにいるノブの姿が、読んでいてなかなか辛かったです。そしてラスト近く、祖母の腕の中で号泣するノブの姿に、思わず涙がポロポロと零れました。

      現代の方では、信郎がふらりと立ち寄った飲み屋の店主と、そこにいた葬儀屋と薄汚れたオヤジが何者なのか、という謎が楽しかったです。問題は、ほとんどと言っていいほど解決していないのですが、最後の最後に息子と向き合った信郎と、そして息子自身の姿が前向きなように感じられたので、読後感は爽やかでした。

      いままでの三羽氏の作風とは少し違ったように感じましたが、文章などはしっかりと成長しているように思えました。なので、早くも次回作を期待しています!

      2015.06.20 Saturday

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        コメント
        読書するには、その読み方が三通りあると聞く。 一つは、ただストーリーだけを追って読む。 二つには、時代的背景、社会情勢を考えながら読む。 三には、作者の思想、意図など、作者自身の人間を、洞察して読む。なかでも、とくに大事なのは三番目で、そうでないと、作品を十分に理解することはできない。 すべての著作は、これを読む人との対話であり、著者と読者との共同作品でもあると、自分は思う。

        >智太郎さん
        読書の感想も、読書に対する考え方も、人それぞれですよね。
        私は自分が楽しんで読めれば、それで良いと思っています。
        • chika
        • 2008/11/11 11:50 PM
        家族と友達、幼少期を考えさせられる作品でした。
        トラックバックさせていただきました。
        • 藍色
        • 2010/08/07 2:53 AM
        >藍色さん
        お久しぶりです。
        コメント&TBありがとうございます。
        お返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。
        色々と考えさせられて苦しかったけれど、
        前向きなラストにホッとしました。
        こちらからもTBを返させて頂きました。
        よろしくお願い致します。
        • chika
        • 2010/08/19 11:41 PM
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        祖母の葬式で十歳の息子と帰郷する柿崎伸郎(ノブ)。 不登校で苦しむ息子にできること。一日遅れの妻から言い渡された宿題。 かつて鉱山で...
        • 粋な提案
        • 2010/08/07 2:40 AM