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2015.06.20 Saturday

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    2010.09.26 Sunday

    「ニート・ニート・ニート」 三羽省吾著

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      ―内容(「BOOK」データベースより)―
      「北海道行くべ、北海道!」―危ない筋の女に手を出して東京にいられなくなった住所不定無職のレンチは、失業中のタカシと絶賛引き籠り中のキノブーを無理矢理連れ出し、一路東北道をひた走っていた。しかも「旅には潤いが必要だ」とレンチが出会い系で引っかけた美女と仙台で待ち合わせたはずが、そこにいたのはどう見ても中学生な少女・月子。旅に同行させないと警察に通報すると脅された3人は、しぶしぶ月子を仲間に加えることに…。ヘタレでニートな男たち+家出少女の不思議な旅が始まった。

      ―オススメ度―
       ★★★☆☆

      ―感想―
      久しぶりの三羽作品です。全体的な雰囲気は同氏の「太陽がイッパイいっぱい」に近いかな、という印象。個性的でアホな登場人物たちのせいかしら。

      初めは月子が取る訳の分からない行動と、こまっしゃくれた態度にかなりイライラして、なかなか読み進められませんでした。が、そのイライラを和らげてくれたのが、レンチのアホっぷりでした。現実では絶対にお近づきになりたくないタイプの人間ではありますが(笑)、読んでいる分には楽しかったです。本当に。後半では月子にイライラすることも無くなり、ラストではその言動の意味が解って、ちょっとしんみりでした。

      タカシとキノブーからの視点で描かれる物語は、ニートたちの成長物語なのでしょうが…正直なところ、あんまり成長していないように思いました。でも、この旅で何も感じなかったわけでは無いのだろうし、きっと彼らなりに少しは成長したんだ、と思うことにします(但し、レンチは除く)。

      最後になりますが、残念だったのはキノブーのiPodから流れる曲が、ほとんど分からなかったところ!知っていたら、もっと楽しめただろうに…。悔しいなぁ。

      2009.03.03 Tuesday

      「公園で逢いましょう。」 三羽省吾著

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        公園で逢いましょう。

        ―内容(MARCデータベースより)―
        市営アパートのベランダから見下ろすと、その公園は2つの丸い土地が繋がったような形をしている。私たちはそこを「ひょうたん公園」と呼んでいた…。今、大注目の著者が人生の岐路を描いた傑作。

        ―オススメ度―
         ★★★★☆

        ―感想―
        首を長くして待っていた三羽氏の新作を、ようやく図書館で借りられました。公園に集まるママたちそれぞれの人生の岐路を描いた短編集。「春の雨」、「アカべー」、「バイ・バイ・ブラックバード」、「アミカス・キュリエ」、「魔法使い」の六編が収録されています。

        どの物語も良かったけれど、中でも「アカべー」が抜群に良かったです。とにかく笑える作品という印象が強かった三羽氏ですが、着実に力を付けて行かれている感じがしますね。それでもユーモアのセンスは忘れていらっしゃらないところが素敵です。これからの作品に、否が応でも期待してしまいます。

        しかし、五つの短編が収録されていて、五人のママが登場したので、てっきりそれぞれのママの話かと思っていたのですが、アキちゃんママの話が飛ばされたのは何故でしょう…。気になるなぁ。

        2008.11.10 Monday

        「タチコギ」 三羽省吾著

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          タチコギ

          ―内容(「MARC」データベースより)―
          柿崎は不登校の息子を連れ、30年ぶりに故郷に帰る。貧しくも、生き生きとしていた、あの頃の自分たち。父親として、同じ男の子だったものとして、息子に何を伝えられるかに気づく…。光り輝く少年時代を描く傑作。

          ―オススメ度―
           ★★★☆☆

          ―感想―
          思いの外、ずっしりと重い内容だったので、ちょっとビックリしました。父親になった柿崎信郎からの視点である現在と、かつて少年だった頃のノブ(柿崎信郎)からの視点である過去が交互に描かれながら物語は進みます。

          過去の舞台は昭和40年代(だと思う…)の岡山。ノブやウネリンたちが友達や先生などに付ける、子供ならではの渾名には思わず苦笑。下らない遊びで盛り上がる彼らの描写は、相変わらずの三羽氏らしい文章で笑わせてもらいました。けれど、ただ笑えるばかりの物語では無く、ノブの父親が勤める鉱山の問題や友達のガボちゃんの家庭問題などが色々と絡んで来てます。何かが起こっていると分かっているのに、子供ゆえ何も出来ずにいるノブの姿が、読んでいてなかなか辛かったです。そしてラスト近く、祖母の腕の中で号泣するノブの姿に、思わず涙がポロポロと零れました。

          現代の方では、信郎がふらりと立ち寄った飲み屋の店主と、そこにいた葬儀屋と薄汚れたオヤジが何者なのか、という謎が楽しかったです。問題は、ほとんどと言っていいほど解決していないのですが、最後の最後に息子と向き合った信郎と、そして息子自身の姿が前向きなように感じられたので、読後感は爽やかでした。

          いままでの三羽氏の作風とは少し違ったように感じましたが、文章などはしっかりと成長しているように思えました。なので、早くも次回作を期待しています!

          2006.10.16 Monday

          「イレギュラー」 三羽省吾著

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            イレギュラー

            ―内容(「BOOK」データベースより)―
            村が水害にあい、グラウンドも使えず練習もままならないニナ高野球部。素質は全国レベル、態度ならメジャーレベルの剛速球投手コーキもその素質をくすぶらせ、ナンパやケンカ三昧の日々。そんなニナ高に、恰好の練習相手として目を付けたのは名門野球部K高だった。だが両校は合同練習初日に衝突する。自分の球に絶大な自身を持つコーキはK高野球部に勝負を挑むが…。『太陽がイッパイいっぱい』『厭世フレーバー』の三羽省吾が描く、ダメダメ野球部のむやみに熱い青春ストーリー登場。

            ―オススメ度―
             ★★★★★

            ―感想―
            ようやく図書館から借りられました〜。待ちに待った三羽氏の新作です!やっぱり面白い!

            初めは反発し合っていたニナ高の野球部員たちとK高の野球部員たちが徐々に心を通わせて行く過程とか、たまらなく良いです。あの青臭い感じの青春。でも三羽氏の描く青春物語はただ青臭いだけでなく、笑いも満載であるところが◎。もう、大好きです。

            K高のピッチャー狭間くんが琴子の作った「コトスペ」を飲んでからのくだりが、もう最高でした。一行、読むごとに爆笑で、なかなかページが進まなかったくらいです。いや、ホントに。その中で狭間くんが会得したボールを“うんこボール”と名付けた矢中くんのネーミングセンスにも脱帽ですよ(笑)

            以下、ネタバレ含みます。
            ニナ高は結局、地区予選の一回戦で負けたし、K高も甲子園に出場はしたものの、準決勝で負けて…でもこの展開が“奇跡なんて、そう簡単には起こらない”といった感じで好きです。もし、ニナ高が甲子園に出場して、さらには優勝、なんて展開だったら興醒めでしたね、きっと。それこそ「ありえねー」ですもん(挟間くん風に)。

            読み終わってしまうのが、ものすごーく惜しかったです。あぁ〜新作が待ち遠しい!期待してますよ、三羽氏!!

            2006.09.24 Sunday

            「厭世フレーバー」 三羽省吾著

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              厭世フレーバー

              ―内容(「BOOK」データベースより)―
              俺がかわりに殺してやろうか。父親が失踪。全力疾走のはてに少年は血の味を知った―家族の崩壊と再生をポップに描いた快作誕生。

              ―オススメ度―
               ★★★★☆

              ―感想―
              物語は14歳の次男・ケイ、17歳の長女・カナ、27歳の長男・リュウ、42歳の母・薫、73歳の祖父・新造という順番で、5人それぞれの視点から描かれて進んで行きます。この章の配置の仕方が何とも面白いですね。

              5人が語って行く中で次第にこの家族の謎が明かされて行ったり、父親の人となりが分かって行ったり、と物語の流れが良いです。それに加え、章を追うごとにそれぞれが少しずつですが前向きに成長して行っている、と言うか確実に前進しているのが分かるんです。う〜ん、なかなか上手い。

              同じ屋根の下に住んでいる家族であっても、それぞれが見て捉えている「家族」や「父親」の印象が、こんなにも違うものなんだなぁという面白さもあります。それは年齢の違いであったり、立場の違いであったりする訳ですが。で、その失踪した父親、ものすごい強烈キャラのニオイがプンプンです(笑)この父親から見る「家族」というものも見てみたい気がします。

              物語を読み進めると分かって来るんですが、この家族、実は血の繋がりが薄いんですよね。「血は水よりも濃し」って言いますけど、強ち、そうとも言い切れないものだな、と思いました。

              前作の「太陽がイッパイいっぱい」に比べると、爆笑とまではいきませんでしたが、やっぱりユーモアのセンスは素晴らしいです。早く次作の「イレギュラー」も読みたい!

              2006.09.15 Friday

              「太陽がイッパイいっぱい」 三羽省吾著

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                太陽がイッパイいっぱい

                ―内容(「BOOK」データベースより)―
                バイト先の解体現場に人生のリアリティを見出した大学生のイズミ。巨漢マッチョ坊主カンや、左官職人崩れで女性に対し赤面症の美青年クドウ、リストラサラリーマンのハカセなどと働く「マルショウ解体」の財政は逼迫し、深刻な問題が…。過酷な状況における人間の力強さをユーモラスに描いた傑作青春小説。

                ―オススメ度―
                 ★★★★★

                ―感想―
                第8回小説新潮長篇新人賞受賞作です。いや〜、目一杯、笑わせて頂きました。しかも大声で。もう、面白かった!の一言に尽きますね!生粋の大阪人である私にとって、小説の舞台が大阪であるということも嬉しかったです。そして三羽氏の表現の仕方が、個人的にかなりツボ。この1冊ですっかりファンになっちゃいました。

                強烈に個性的でアホな登場人物たちに加えて、ちょっぴり(?)お下品な会話と描写。こういう作品、大好きです。でも、その中で主人公・イズミの存在感が薄かったかな。主人公の与り知らぬところで、あれよあれよと話が進んでしまったり。イズミの心理描写をもっと詳細に描いていたら、更に良かったかも。まぁ、これがデビュー作だということを考えれば、素直にすごいと思います。それに何と言っても笑いのセンスが抜群なんですもの。なので大甘評価と言われようとも★は5つ!

                もしも私が男だったら是非、マルショウ解体に入らせて頂きたいです。みんなで汗をかきながら働いて、泣いて笑って呑んで草野球をして…うわ〜すごく楽しそう!何だか、ちょっと憧れちゃいます。とても「爽やか」とは言えないけれど、とにかく笑える青春小説です。かなりオススメ!!

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