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2015.06.20 Saturday

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    2015.06.17 Wednesday

    「ゴーストハント1 旧校舎怪談」 小野不由美著

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      ―あらすじ(「BOOK」データベースより)―
      取り壊すと必ず事故が起こると噂されている木造の旧校舎。高校1年生の麻衣はひょんなことから、調査に訪れた「渋谷サイキックリサーチ/SPR」所長・ナルの手伝いをするはめに。彼女を待っていたのは数々の謎の現象だった。旧校舎に巣食っているのは戦没者の霊なのか、それとも―?麻衣とナルが出逢い、物語の出発点となったシリーズ第1巻。全編にわたり入念なリライトが施された完全版。

      ―オススメ度―
       ★★★☆☆

      ―感想―
      講談社X文庫ティーンズハートで刊行されていた『悪霊シリーズ』は長らく絶版、なかなか読めなくて悔しい思いをしていたので、完全リライト版で登場した時は本当に嬉しかったです。勢い勇んで全7巻を買い揃えたものの、もったいなくて長い間寝かせていました。

      完全リライトと言えども、やはりベースは25年以上も前のティーン向け小説なので、一昔前の少女漫画チックな語り口に何だかムズムズ…(笑)でもまぁ、その辺りは読み慣れますがね。

      ずーっとホラーものだと思っていたので、そして小野さんのホラーは怖いので、それなりに身構えていたのですが、想像していたより科学的。ホラー要素も少なめ。ああいう風に分析されちゃうと…ほっとするような、残念なような、ちょっぴり複雑な気持ちです。正に『幽霊の正体見たり枯れ尾花』ですな。

      主人公の麻衣を始め、ナル、リンさん、ぼーさん、綾子、ジョン、真砂子と、この一巻で主要人物のほとんどが登場します。(但し、麻衣のせいでリンさんの登場シーンはごく少ない…。)まだキャラが定まっていないような感じも受けますが、この雰囲気は嫌いじゃないです。

      このまま続けて二巻を読みたいと思います。一巻より怖いという噂なので楽しみです。

      2015.05.06 Wednesday

      「鋏の記憶」 今邑彩著

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        ―あらすじ(「BOOK」データベースより)―
        物に触れると所有者の記憶を読み取ることができる「サイコメトリー」能力を持った、女子高生の桐生紫。その力を生かして、周囲で起こった四つの怪事件の捜査を手助けすることに。殺人、失踪、家族の秘密…「物」だけが真実を知っている!傑作ミステリー。

        ―オススメ度―
         ★★★☆☆

        ―感想―
        「3時10分の死」、「鋏の記憶」、「弁当箱は知っている」、「猫の恩返し」の四編が収録された連作短編集。これといって印象深い物語はないけれど、安定感のある短編集です。

        ただ、主人公の紫がものすご〜く地味です。女子高校生という設定ですが、果たしてその設定が必要だったのか?と思うほどに活かしきれていないような…。そして、その地味さゆえなのか、紫の特殊能力・サイコメトリーさえも地味に感じてしまったのが、ちょっと残念。

        しかしながら、肩肘張らずに安心して読める、今邑さんらしい一冊です。ちなみにホラー要素はほとんどありません。

        あ、最後に気になったのは紫と進介、そして乃梨子の関係。何かありそうなので続きが気になるけれど、今邑さんが亡くなられてしまっているので、もう読めないんですよね…。本当に残念です。

        2015.02.13 Friday

        「営繕かるかや怪異譚」 小野不由美著

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          ―あらすじ(「BOOK」データベースより)―
          この家には障りがある―住居にまつわる怪異を、営繕屋・尾端が、鮮やかに修繕する。心ふるわす恐怖と感動の物語。

          ―オススメ度―
           ★★★★☆

          ―感想―
          待ちに待った小野さんの新シリーズです。「奥庭より」、「屋根裏に」、「雨の鈴」、「異形のひと」、「潮満ちの井戸」、「檻の外」の六編が収録された連作短編集になっています。

          ホラーだけれど『悪霊退散!はい、解決!』ではなく、営繕屋の尾端さんが家を修繕することで、怪異と折り合いをつけ、問題を優しく解決していく。『雨の日の袋小路に佇む喪服姿の女』なんて、想像するだけで鳥肌ものなのに、読了後はなぜか優しい気持ちになります。どの物語にもそれなりの怖さはありますが、最後は心がほっこり温まる感じです。すごく不思議な読後感。

          小野さんのがっつりホラーも大好きだけれど、こういうのも良いなぁ。現在も角川さんの怪談専門誌『幽』で連載が続いているので、続編が楽しみです。

          2015.02.09 Monday

          「おそろし 三島屋変調百物語事始」 宮部みゆき著

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            ―あらすじ(「BOOK」データベースより)―
            17歳のおちかは、ある事件を境に、ぴたりと他人に心を閉ざした。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。

            ―オススメ度―
             ★★★★☆

            ―感想―
            宮部さんの時代物はしばらくご無沙汰だったのですが、NHK BSプレミアムでドラマ化されていたのを知り、久しぶりに読みたくなって購入しました。三島屋シリーズの第一弾で「曼珠沙華」、「凶宅」、「邪恋」、「魔鏡」、「家鳴り」の五編が収録された連作短編集です。

            読んでいると背中がゾクゾクするような怖さが味わえます。と言っても霊的な怖さではありません。やはり、この世で怖いのは幽霊などではなく、人間。そしてその心だと言うことが、しみじみ感じられます。

            シリーズとしては、まだまだ序盤と言った感じなので、続きが気になります。近いうちに続編の「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」も読もうと思います。

            しかしこのシリーズ、タイトルに『百物語』とついているけれど、あと九十五話も続くのだろうか…。いや、それはそれで、とても楽しみではありますが。

            2014.07.15 Tuesday

            「生存者ゼロ」 安生正著

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              ―あらすじ(「BOOK」データベースより)―

              北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で職員全員が無残な死体となって発見された。陸上自衛官三等陸佐の廻田と感染症学者の富樫らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられる。しかし、ある法則を見出したときには、すでに北海道本島で同じ惨劇が起きていた―。未曾有の危機に立ち向かう!壮大なスケールで未知の恐怖との闘いを描く、第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。


              ―オススメ度―

               ★★☆☆☆


              ―感想―

              あらすじを読む限りではものすごく好みだったし、『このミス』大賞ということで注目して、非常に楽しみにしていた一冊です。


              が、専門用語が非常に多い上に、登場人物たちの誰にも魅力がなくて、思っていたより楽しめませんでした…。途中で挟まれる『パウロの黙示録』の件も何だか、こう、薄っぺらいと言うか…。ラストもスッキリしないし、ちょっと期待しすぎたかも知れません。唯一よく描けていたと思うのは政治家たちの無能っぷりです。読んでいてイライラしましたけど(笑)


              映像化すればもっと分かりやすくて面白くなるのでは、と思いますが、グロい描写が多いかな…。


              2014.06.28 Saturday

              「いのちのパレード」 恩田陸著

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                ―あらすじ(「BOOK」データベースより)―
                あちこちから指や手の形をした巨岩が飛び出す奇妙な村に、妻と私はやって来た(『観光旅行』)。主人公フレッドくんが起き抜けから歌うのは、ミュージカルだから(『エンドマークまでご一緒に』)。「上が」ってこの町を出るために、今日も少女たちはお告げを受ける(『SUGOROKU』)。小説のあらゆるジャンルに越境し、クレイジーで壮大なイマジネーションが跋扈する恩田マジック15編。

                ―オススメ度―
                 ★★★★☆

                ―感想―
                「観光旅行」、「スペインの苔」、「蝶遣いと春、そして夏」、「橋」、「蛇と虹」、「夕飯は七時」、「隙間」、「当籤者」、「かたつむり注意報」、「あなたの善良なる教え子より」、「エンドマークまでご一緒に」、「走り続けよ、ひとすじの煙となるまで」、「SUGOROKU」、「いのちのパレード」、「夜想曲」の十五編が収録された短編集。相変わらず、恩田ワールド全開です。

                個人的に好きなのは「観光旅行」、「隙間」、「SUGORKU」辺りかな。ちょっぴりゾクゾクするような物語が好みです。そして表題作の「いのちのパレード」には、自分でもなぜだかよく分からないのだけれど、心が震えました。

                とても不思議で、それでいて心地良いような、そして時には少し怖いような感覚を味わえる一冊です。初めて恩田作品を読まれる方も、十二分に恩田ワールドを堪能できると思います。

                2014.06.24 Tuesday

                「家鳴り」 篠田節子著

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                  ―あらすじ(「BOOK」データベースより)―
                  妻が際限なく太っていく―。失業中の健志を尻目に、趣味で始めた手芸が世間の注目を集め、人気アーティストとなった治美。夫婦の関係が微妙に変化するなか、ストレスとプレッシャーで弱った妻のために健志が作り始めた料理は、次第に手が込み、その量を増やして…(「家鳴り」)。些細な出来事をきっかけに、突如として膨れ上がる暴力と恐怖を描いたホラー短篇集。表題作を含む7篇を収録。

                  ―オススメ度―
                   ★★★☆☆

                  ―感想―
                  著名な作家さんではありますが、私は初読みです。3月に広島へ日帰り旅行をしたのですが、その空き時間にフラッと立ち寄った書店で購入しました。↑には❝ホラー短編集❞とありますが、個人的にはそこまでホラー要素は感じませんでした。

                  「幻の穀物危機」、「やどかり」、「操作手」、「春の便り」、「家鳴り」、「水球」、「青らむ空のうつろのなかに」の七編が収録されています。断トツに良かったのは「春の便り」。こういうのには本当に弱い…(涙)あとは「幻の穀物危機」が面白かったです。逆に合わなかったのは「操作手」。無駄に長いだけの話だった気がして、読み終わった後の感想もこれと言って無く…。

                  全体的に重い雰囲気の物語が多いので、後味はあまり良くないかも知れません。これが長編だったら、ちょっぴりキツイかも…。積読本の中に同氏の「ブラックボックス」があるのですが、読むのはいつになることやら…。

                  2014.05.22 Thursday

                  本の整理。

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                    またまた、ひっそりと更新。しかも読書感想ではありません。果たしてこのブログは本当に読書ブログなのだろうか…という疑問はとりあえず置いておいて、近況報告です。

                    4ヶ月前に愛猫の一匹を見送りましたが、続けて別の愛猫が病気になり、またまた介護生活が始まりました。治る見込みのない病気で、もう余命わずかです。なので、少しでも彼が楽に余生を過ごせるように頑張っています。愛猫はもっと頑張っています。

                    そして数日前から俗にいう『断捨離』というものに取り掛かりまして。まぁ、要らないものが出るわ、出るわの大騒ぎ。

                    本も整理しました。既読本、積読本に関わらず、いまの私の食指が動かないものは全て処分。200冊ほどを処分して、300冊以上あった積読本も100冊ほどに減りました。今更ですが、やはり本は「読みたい!」と思った時、そして読める時に買うのが一番ですね。

                    というわけで読書はほとんど出来ていませんが、また少しずつ読める時に読んでいきたいです。

                    2014.02.22 Saturday

                    読了メモ。

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                      約10ヶ月振りになりますが、何事も無かったかのようにひっそりと更新。

                      昨年の春頃に学びたいことが出来、その勉強を始めたので、読書の時間がほとんど取られなくなりました。そして冬頃から愛猫の介護生活が始まり、読書の時間が全く取られなくなりました。

                      とりあえず、ブログの更新が途絶えてからの読書記録のメモ。(読書メーターで短い感想は書いています。)

                      ・「崩れる 結婚にまつわる八つの風景」 貫井徳郎著 角川文庫 2013年5月29読了
                      ・「金曜のバカ」 越谷オサム著 角川文庫 2013年7月18日読了
                      ・「てふてふ荘へようこそ」 乾ルカ著 角川文庫 2013年8月1日読了
                      ・「ばんば憑き」 宮部みゆき著 新人物ノベルス 2013年8月7日読了
                      ・「クリーピー」 前川裕著 光文社 2013年8月26日読了
                      ・「死ねばいいのに」 京極夏彦著 講談社文庫 2013年9月8日読了
                      ・「あなたの猫、お預かりします」 蒼井上鷹著 実業之日本社文庫 2013年9月11日読了
                      ・「三階に止まる」 石持浅海著 河出書房新社 2013年9月15日読了
                      ・「アトロシティー」 前川裕著 光文社 2013年9月24日読了
                      ・「雀蜂」 貴志祐介著 角川ホラー文庫 2013年10月28日読了

                      またコンスタントに更新出来たら良いなぁ。

                      最後に余談ではありますが、愛猫は2014年1月30日の午前10時34分に永眠しました。生まれてすぐ我が家にやって来て、13年間という時間を共に過ごしました。最期を看取ってあげられたことは本当に良かったと思っています。

                      ありがとう、さようなら。虹の橋で待っていてね。

                      2013.04.18 Thursday

                      「てのひら怪談 己丑」

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                        ―あらすじ(「BOOK」データベースより)―
                        いまインターネットで話題騒然の「3分で読める800字の怪談」シリーズ第二弾。一度読んだら二度と忘れられない(!?)怖い話、不思議な話、奇妙な話、せつない話…三度の飯より怪談が大好物の書き手たちが腕を競った中から、特に評価の高かった作品ばかり全108編を一巻に厳選収録。

                        ―オススメ度―
                         ★★★☆☆

                        ―感想―
                        上限800字の怪談が108編収録されているアンソロジーです。シリーズとは知らずに購入したので、第二弾です。どんなシリーズものでも、第一弾から読み始めないと気が済まない性質なのですが、今回は仕方無く…(涙)

                        雀野日名子氏や田辺青蛙氏、朱雀門出氏など、有名な作家さんの作品も素人さんの作品も、ごちゃ混ぜになっています。作風もそれはもう様々で、色んな話があるので、とにかくたくさんの話が読みたい方にオススメです。

                        夜も眠れなくなるような怪談より、不思議な話の方が多かったように思います。一分あれば一編読めるので、ちょっとした時間の暇潰しには良いかも知れません。ただ、やはり一話一話が短過ぎて、個人的には物足りない感じでした。このシリーズは、もう読まないかなぁ…。

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